住宅ローン講座 失敗しないための3つの大原則
1つ目の大原則
自分が払える額を知ること
自分が無理なく買える金額がいくらかご存知ですか?
住宅ローンは長く付き合っていくものですので安易な気持ちで借り入れをするのは禁物です。家賃を払っている方なら「今の家賃プラス住宅購入に貯めた貯金が正解です。住宅を購入すると毎年固定資産税やマンションであれば管理費や修繕積立金が必要になることも計算に入れてください。 今の家賃で借り入れするといくらになるのか?下記の表を参照してください。
月々返済額/ 金利 |
2% | 2.5% | 3% | 3.5% |
4万円 | 1,208万円 | 1,119万円 | 1,040万円 | 968万円 |
5万円 | 1,510万円 | 1,399万円 | 1,300万円 | 1,210万円 |
6万円 | 1,812万円 | 1,679万円 | 1,560万円 | 1,452万円 |
7万円 | 2,114万円 | 1,959万円 | 1,819万円 | 1,694万円 |
8万円 | 2,416万円 | 2,238万円 | 2,079万円 | 1,936万円 |
9万円 | 2,717万円 | 2,518万円 | 2,339万円 | 2,178万円 |
10万円 | 3,019万円 | 2,798万円 | 2,599万円 | 2,420万円 |
住宅ローンの年間支払額は年収(税込)の25%程度が一番望ましいといえるでしょう。
しかしながら年収によっては20%まで抑えたほうが良い場合もあります。
Q:中古は住宅ローンの返済期間が短いってホント?
A:いいえ。現在では住宅ローンも各金融機関の間で顧客争奪競争が起こっています。
一昔前までは中古は最長返済期間から築年数を引いた年数しかローンを組めないときもありましたが今はほとんどの金融機関で新築と同じ条件で借り入れをすることが可能です。
Q:頭金がないと家は買えませんか?
A:いいえ。基本的には頭金は物件価格の20%がセオリーですが最近では各金融機関で100%〜110%ローンを取り扱っているところも多いので中古のように物件価格が抑えれるものであれば購入も可能になると思います。しかし一番大事なのは今払える額を把握することです。
2つ目の大原則
金利タイプの選択
住宅ローンの金利タイプはは大きく分けると変動型と固定型、固定金利選択型の3つです。
変動型は読んで字のごとく金利情勢により随時金利が変動するもの。固定型はローンの借入れ時の金利で完済まで変わらないもの。固定金利選択型は期間固定とも呼ばれ一定の年数を固定期間とし固定期間満了後再び短期固定か変動型を選ぶものです。
簡単に言えば変動型は「トクをする可能性もあれば損をする可能性のあるもの」、固定型は完済まで安定は望めるがそれ以上の恩恵はないもの」、固定金利選択型は「変動型と固定型の中間」です。金利タイプの選択にはいろいろな考え方があるので一概に「○○型」が良いとはいえません。当社ではファイナンシャルプランナーの有資格者も在籍しておりますのでお客様の状況に応じて相談してみてください。
変動型 | 固定型 | 固定金利選択型 |
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Q:最近の購入の方に多い金利タイプの選択はどのタイプですか?
A:変動型+固定金利選択型です。 このタイプは変動型のリスクを固定金利選択型を併せることでリスク分散を行っています。皆さんトクはしたいけど損はしたくありませんよね。そういったお客様のリスクを最小限に抑えるのがこのプランといえるでしょう。詳しくは当社スタッフに相談してみてください。
3つ目の大原則
繰上げ返済
ご購入後、新居での生活が落ち着いてくると家計の収支も大まかには安定してくるはず。
そこで考えたいのが繰り上げ返済です。繰上げ返済はご自分の返せる額をまとめて返済するもので全額元金に充てられます。元金が減るということはその部分の金利は節約できるということですので余裕があればぜひ行って頂きたい。繰り上げ返済を行った際には期間の短縮、又は毎月の返済額の減額を選べますが期間短縮の方が効果的になります。
しかし余裕のある資金であらば繰り上げ返済も意味を持ちますが無理して返済を行ったばかりに手持ち資金がなくなり高い金利の教育ローンなどを組んでは意味がないのでその点は十分にご注意を。
Q&AQ:繰上げ返済はいつするのが効果的ですか?A:早ければ早いほど良いです。 繰上げ返済は早期に行うほど返済総額の縮小効果は大きくなります。 |
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繰上げ返済をすると |
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